2016年03月05日

免疫機能の要である肝臓

肝臓は酵素の生成や、解毒などを行う重要な器官です。
肝臓で生成される消化液の胆汁には、胆汁酸が含まれています。胆汁酸は、消化管内に分泌され、脂肪や蛋白質の消化に関わっています。
一方で、肝臓には、体を巡って来た血液のなかに不用なものや、危険なものが認められるとそれを分解する働きもあります。肝臓がときに「解毒」工場と言い換えられるのはこのためです。言ってみれば、体内成分の見張り番かつスクラップ工場を兼ねている肝臓は、免疫のしくみにおいても極めて重要な器官なのです。

真菌やカンジダなどの過剰繁殖を食い止める際にも、肝臓の働きは重要になってきます。
まず、真菌やカンジダの感染ルートになりやすい口から肛門までの消化管ですが、先ほどご紹介した胆汁酸にこれら真菌の細胞膜を破壊する力があります。消化酵素として分泌される胆汁酸にさらされた真菌やカンジダはたいてい死んでしまうのです。
また、過剰繁殖の結果、腸管内が荒れ、リーキーガットのような状態になれば、ますます肝臓は負担を負うことになり、肝臓のケアが必要になってきます。もれやすい腸から血液中に流れ出たもので栄養として扱われないものは、結果、不要物や、毒物として、解毒処理をしなければならなくなるからです。
さらに、ホルモンのような振る舞いをするカンジダについても、肝臓は最終的な処理を行う場として関わります。通常でも、ホルモンの分泌量を図り、不用なホルモンを分解する機能をもつ肝臓は、カンジダが繁殖し、偽女性ホルモンが増えた状態になっても、やはりこれを処理する場として働かなければなりません。
ただでさえ、免疫機能のひとつとして大きな役割を担っているのに、腸管から入り込む不用なものや、偽ホルモンの処理をも引き受けることになり、肝臓は疲弊してしまいます。
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