2016年03月06日

唾液の分泌促進:タマネギ

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口腔内が乾燥すると、雑菌が繁殖しやすくなります。カンジダが関わるしつこい口角炎においても、その原因のひとつに、唾液分泌の少なさがあるのでは、と考えられています。また、カンジダ以外の菌でも、口腔内で繁殖したものが体内に入り、様々な疾患に繋がると考えられています。
口腔内の乾燥を防ぐには、唾液の分泌が充分である必要があります。
ここでは、唾液の分泌を促進する成分を含む食物をご紹介します。

2015年1月、鶴見大学の斎藤一郎教授らによる研究グループが、ポリフェノールの一種である「ケルセチン」が唾液分泌を促進させるメカニズムを解明した、とアメリカの科学雑誌に掲載されました。
ケルセチンには、血管拡張作用や血管新生を促進する働きがありますが、健康なマウスと唾液腺機能に障害のあるマウスに投与したところ、どちらのマウスでも唾液分泌の改善がみられた、というのです。唾液の生成には体内の水分供給が必要ですが、そのためのカルシウムの取り込み能改善や、唾液腺で生じている炎症の改善にも、ケルセチンが働くことが解ったのです。
ケルセチンを含む代表的な食物としてはタマネギが挙げられます。ケルセチンは熱に強いため、調理による損失をあまり考慮しなくてもよい成分です。ぜひ、毎日の食事で摂りたいものです。

近年、唾液分泌障害は広く確認されるようになっており、問題視されています。唾液の分泌量以外に、唾液の抗菌力についても注目されています。唾液には、様々な酵素(アミラーゼ、リゾチーム、ラクトフェリン、など)が含まれていて、これらもまた菌の繁殖を防ぐために働きます。しかし、この酵素の量も、体力や年齢、疲労度などで変動する、と考えられ、中には、もともとこれらの酵素の生成力が弱い人もいる、と考えられています。このような場合は、サプリメントなどで補う方法も有効だと考えられています。

[EN_CANDIDA.ATOPY_10]口腔、唾液
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